2015年 12月 22日
選択的夫婦別姓ついての最高裁判決 |
選択的夫婦別姓ついての最高裁判決が出た。日本の司法の現状を知らしめてくれた判決だった。夫婦別姓を強制しようというのではなく、必要とする人に別姓を認めようというだけなのに、それすらも保証されないとは。最高裁は国会で論議されるべきと逃げているが、その国会が自民党などの家父長制擁護勢力の影響で機能していないから司法に救済を求めた裁判だったのに、現在の司法にその能力がない事を示した判決だと考えざるを得ない。
そもそも婚姻は国家に認めてもらわないと成立しないというものではない。一般的には男女(でない場合もあるが)がお互いに認め合うことが必要条件だ。その認め合ったカップルに国が差別的待遇をしなければよいのである。社会的な承認も国の差別がなければカップルの行動で獲得することができる。30年間事実婚で暮らしてきて実感していることだ。一部の反対論者が言うようにそのことで家族が崩壊するようなこともない。事実婚のカップルはお互いの関係に向き合わざるを得ないという事もあるが、現実に崩壊しているのは法律婚をしているカップルが多い。
父親として子どもと同じ姓を名のる事は無かったが、そのことで子どもとのきずなが薄れるという事もない。差別する意識さえなければ、子どもも特別な不自由は無いようだ。社会も少しずつ変化している。クルム伊達公子さんのように日本もミドルネームを認めるようにすれば、姓の問題も解決するかもしれない。
司法が明治以降の家制度の擁護に支配され、人それぞれが持っている権利を擁護することができないなら、市民として自らの権利は事実として広げ、認めさせることで守っていかなければならないのだろう。国家に認めさせることが全てではない、目の前の現実から変えていこう。
そもそも婚姻は国家に認めてもらわないと成立しないというものではない。一般的には男女(でない場合もあるが)がお互いに認め合うことが必要条件だ。その認め合ったカップルに国が差別的待遇をしなければよいのである。社会的な承認も国の差別がなければカップルの行動で獲得することができる。30年間事実婚で暮らしてきて実感していることだ。一部の反対論者が言うようにそのことで家族が崩壊するようなこともない。事実婚のカップルはお互いの関係に向き合わざるを得ないという事もあるが、現実に崩壊しているのは法律婚をしているカップルが多い。
父親として子どもと同じ姓を名のる事は無かったが、そのことで子どもとのきずなが薄れるという事もない。差別する意識さえなければ、子どもも特別な不自由は無いようだ。社会も少しずつ変化している。クルム伊達公子さんのように日本もミドルネームを認めるようにすれば、姓の問題も解決するかもしれない。
司法が明治以降の家制度の擁護に支配され、人それぞれが持っている権利を擁護することができないなら、市民として自らの権利は事実として広げ、認めさせることで守っていかなければならないのだろう。国家に認めさせることが全てではない、目の前の現実から変えていこう。
by furisu21
| 2015-12-22 18:30
| ニュースを考える