2012年 09月 23日
飽食の国の貧食の時代 |
飽食の国といわれていた日本が、実は貧食の危機に直面している事は日々感じていた。特に子どもたちの食事が、孤食と呼ばれるように一人で食べる事が多くなっている。親も子どもたち自身も仕事に塾に忙しくなっており、一緒に食べる機会が減って、パンや出来合いの総菜や弁当で済ませることも多くなっている。
母親が食事を作るべきだというつもりはない。社会が女性の力を求める時期になり、女性も社会に進出することで自立した存在感を確立しつつある。そんな変化した社会で食が犠牲にされる事なく、本来の豊かさを取り戻してほしいと願う。
給食がパン食で始まってから、メニューは油脂や砂糖が多くなり、日本の伝統的な食事と程遠いメニューになってしまった。米飯給食が実施されてから少しは改善されたが、まだまだ「変な給食」が続いている。健康食としての日本食が見直されている中、最も重要な食育の場である給食が子ども達の食に対する感性を壊しているのだ。
子ども達だけではない。時間のない大人たちも食事を手作りする機会が減り、どうしても脂肪分などコレステロールの多い食事が増え、生活習慣病が増える結果になっている。一方で外食産業やコンビニをはじめ弁当や総菜を売っている所ばかりが増え、町の八百屋は消えていく運命にあるようだ。食材は大型スーパーでまとめて買うしかなく、移動手段を持たないお年寄りは食の砂漠の中に取り残されることになる。
一般論でなく八百屋を名乗ってきた「ふりす」も今時代の波に飲み込まれようとしている。
本物の豊かな食材を身近に買えるようにしたいと願って始めた仕事を、これからも続けるにはどうしたらいいのか。毎日悩む日々である。
母親が食事を作るべきだというつもりはない。社会が女性の力を求める時期になり、女性も社会に進出することで自立した存在感を確立しつつある。そんな変化した社会で食が犠牲にされる事なく、本来の豊かさを取り戻してほしいと願う。
給食がパン食で始まってから、メニューは油脂や砂糖が多くなり、日本の伝統的な食事と程遠いメニューになってしまった。米飯給食が実施されてから少しは改善されたが、まだまだ「変な給食」が続いている。健康食としての日本食が見直されている中、最も重要な食育の場である給食が子ども達の食に対する感性を壊しているのだ。
子ども達だけではない。時間のない大人たちも食事を手作りする機会が減り、どうしても脂肪分などコレステロールの多い食事が増え、生活習慣病が増える結果になっている。一方で外食産業やコンビニをはじめ弁当や総菜を売っている所ばかりが増え、町の八百屋は消えていく運命にあるようだ。食材は大型スーパーでまとめて買うしかなく、移動手段を持たないお年寄りは食の砂漠の中に取り残されることになる。
一般論でなく八百屋を名乗ってきた「ふりす」も今時代の波に飲み込まれようとしている。
本物の豊かな食材を身近に買えるようにしたいと願って始めた仕事を、これからも続けるにはどうしたらいいのか。毎日悩む日々である。
by furisu21
| 2012-09-23 14:53
| ニュースを考える