2012年 09月 09日
原発0で150兆円の経済効果 |
原発0にする時期を先送りする政府方針が出る前に、政府からの試算(経産省の役人が作った?)として、原発を0にするリスクとやらが新聞報道されていました。
30年に原発0にすると家庭の光熱費が10年実績の2倍に上昇するそうです。どのように無理やり積み立てるとそんな数字が出るのか呆れてしまいます。省エネを実践した我が家の光熱費は11年は次々に原発が停止していったにもかかわらず、10年実績より確実に減っています。その分電力会社が赤字だそうですが、それは発電手段を間違えて原発に頼ってしまった、選択の間違いだから当然でしょう。原発のない沖縄電力は通常通り利益を上げているようです。
日本の経済情勢や人口動態からみても電力需要がこれ以上増えるとも思えず、確かに電力会社の経営は厳しくなると思いますが(そのための地域独占か?)、発電を自由化して新規参入を促し、家電をはじめ省エネ化がますます進む事も考えると、電気代は減りこそしても倍に増えるとはとても考えられません。
原発の発電コストはこれからの安全対策や、事故の補償費を換算するとこれまでも火力より高かったものが、さらに高いものになります。とても経済の専門家の試算とは思えません。結論ありきの数字合わせの報告を出さざるを得なかったのでしょうか?
エネルギー転換と省エネ関連の投資で合計150兆円の投資が必要なのだそうです。投資といってもすべて政府が出すわけではなく、全ての投資の累計なのだそうです。言いかえれば150兆円の投資が実現すれば、150兆円の経済効果があることになります。言葉の選び方が違うのでイコールとは言いませんが。
原発関連では経済効果、エネルギー転換では投資、言葉の選び方しだいでどちらに誘導したいのか意図がはっきり見えます。経済効果といえばおこぼれが回ってきそうですし、投資が必要と言われれば自分の金がとられるような気がするのは僕だけでしょうか?
こんな政府発表を論評も加えずに、ただ垂れ流すマスコミの姿勢にも疑問を感じざるを得ません。数字のマジックに疑問を感じる記者はいないのでしょうか? 新聞社の方針に逆らうわけにはいかないということでしょうか。ジャーナリズムの行方にも疑問を感じてしまう今日この頃です。
30年に原発0にすると家庭の光熱費が10年実績の2倍に上昇するそうです。どのように無理やり積み立てるとそんな数字が出るのか呆れてしまいます。省エネを実践した我が家の光熱費は11年は次々に原発が停止していったにもかかわらず、10年実績より確実に減っています。その分電力会社が赤字だそうですが、それは発電手段を間違えて原発に頼ってしまった、選択の間違いだから当然でしょう。原発のない沖縄電力は通常通り利益を上げているようです。
日本の経済情勢や人口動態からみても電力需要がこれ以上増えるとも思えず、確かに電力会社の経営は厳しくなると思いますが(そのための地域独占か?)、発電を自由化して新規参入を促し、家電をはじめ省エネ化がますます進む事も考えると、電気代は減りこそしても倍に増えるとはとても考えられません。
原発の発電コストはこれからの安全対策や、事故の補償費を換算するとこれまでも火力より高かったものが、さらに高いものになります。とても経済の専門家の試算とは思えません。結論ありきの数字合わせの報告を出さざるを得なかったのでしょうか?
エネルギー転換と省エネ関連の投資で合計150兆円の投資が必要なのだそうです。投資といってもすべて政府が出すわけではなく、全ての投資の累計なのだそうです。言いかえれば150兆円の投資が実現すれば、150兆円の経済効果があることになります。言葉の選び方が違うのでイコールとは言いませんが。
原発関連では経済効果、エネルギー転換では投資、言葉の選び方しだいでどちらに誘導したいのか意図がはっきり見えます。経済効果といえばおこぼれが回ってきそうですし、投資が必要と言われれば自分の金がとられるような気がするのは僕だけでしょうか?
こんな政府発表を論評も加えずに、ただ垂れ流すマスコミの姿勢にも疑問を感じざるを得ません。数字のマジックに疑問を感じる記者はいないのでしょうか? 新聞社の方針に逆らうわけにはいかないということでしょうか。ジャーナリズムの行方にも疑問を感じてしまう今日この頃です。
by furisu21
| 2012-09-09 14:53
| ニュースを考える