2012年 08月 26日
放射能検査を続けることで解ってきた事 |
ふりすでは、残留放射能はここまで低ければ安全という閾値はなく、体内へ取り込まれ内部被ばくをする危険性は避ける必要があると考えています。また、放射能への対策は、暫定的なものではなく、これからずっと長い間継続して行っていく必要があると思います。
ふりすの仕入れ先であるビオ・マーケットでは、導入したNaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータをフルに活用し、17都県産の農産物はすべての品目で、出荷前にサンプリングによる調査をした上で皆様にお届けしています。
その他加工品についても順次繰り返し検査を続けてきました。そのような数多くの検査を重ねることで見えてきた事があります。ふりすでは多くの有機農産物は関西以西から入りますが、放射能被害を受けた関東地区にも生産者はおられます。検査は特に放射能被害の可能性の大きい17都県産の農産物、加工品を重点的に行ってきました。
検査は2~5bq/kg位の簡易検査では比較的厳しい検出限界まで調べています。(差が出るのは検査対象による技術的な問題です)また精度の高い第3者機関による検査も併用しています。
その結果、幸いなことにほとんど検出する事はありませんでした。畑には放射性物質が入ってしまったところもあるでしょうが、直接葉に降りそそいだと考えられる当年産のお茶は別にして、地道に検査をつづけることで、思ったほど畑から吸収する放射性物質は多くない事も解ってきました。
農産物では全く出なかったのですが、最近初めて加工品でサツマイモチップスからセシウム合計で、11.4bq/kg検出されました。メーカーで手当てしている茨城産のサツマイモ由来のものと思われます。現在の政府基準では100bq/kgですが、検出されこのように公表すれば、買っていただけなくなる事もやむを得ない事だと思います。仕方がないので店にある分は自分たちで食べることにしますが、それ位なら買ってやろうという方はぜひ声をかけて下さい。
土地に根付きながら、土地を育て農業を頑張ってやってこられた人は、簡単にその土地から離れることはできません。福島第一原発の事故のために、どうしようもなく汚染されてしまった土地の人は別ですが、それ以外の関東東北地区でがんばって有機農業を続けておられる方々の、検査しても放射性物質を検出できない生産物は取り扱うべきなのだろうと思います。そうしなければ日本の農業を潰す方向に行ってしまうからです。
これからも農産物については、NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータとガンマ線スペクトロメータを活用して、 毎日の入荷検品時に放射線検査を実施いたします。検査により異常値が認められた場合、そのロットの出荷を保留し、直ちに精度の高い第3者機関による再検査を実施します。有機農産物は誰が作ったものかわかるトレーサビリティがしっかりしています。
今後も安心してふりすに入荷する食品をお買い上げ下さるようお願い申し上げます。
ふりすの仕入れ先であるビオ・マーケットでは、導入したNaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータをフルに活用し、17都県産の農産物はすべての品目で、出荷前にサンプリングによる調査をした上で皆様にお届けしています。
その他加工品についても順次繰り返し検査を続けてきました。そのような数多くの検査を重ねることで見えてきた事があります。ふりすでは多くの有機農産物は関西以西から入りますが、放射能被害を受けた関東地区にも生産者はおられます。検査は特に放射能被害の可能性の大きい17都県産の農産物、加工品を重点的に行ってきました。
検査は2~5bq/kg位の簡易検査では比較的厳しい検出限界まで調べています。(差が出るのは検査対象による技術的な問題です)また精度の高い第3者機関による検査も併用しています。
その結果、幸いなことにほとんど検出する事はありませんでした。畑には放射性物質が入ってしまったところもあるでしょうが、直接葉に降りそそいだと考えられる当年産のお茶は別にして、地道に検査をつづけることで、思ったほど畑から吸収する放射性物質は多くない事も解ってきました。
農産物では全く出なかったのですが、最近初めて加工品でサツマイモチップスからセシウム合計で、11.4bq/kg検出されました。メーカーで手当てしている茨城産のサツマイモ由来のものと思われます。現在の政府基準では100bq/kgですが、検出されこのように公表すれば、買っていただけなくなる事もやむを得ない事だと思います。仕方がないので店にある分は自分たちで食べることにしますが、それ位なら買ってやろうという方はぜひ声をかけて下さい。
土地に根付きながら、土地を育て農業を頑張ってやってこられた人は、簡単にその土地から離れることはできません。福島第一原発の事故のために、どうしようもなく汚染されてしまった土地の人は別ですが、それ以外の関東東北地区でがんばって有機農業を続けておられる方々の、検査しても放射性物質を検出できない生産物は取り扱うべきなのだろうと思います。そうしなければ日本の農業を潰す方向に行ってしまうからです。
これからも農産物については、NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータとガンマ線スペクトロメータを活用して、 毎日の入荷検品時に放射線検査を実施いたします。検査により異常値が認められた場合、そのロットの出荷を保留し、直ちに精度の高い第3者機関による再検査を実施します。有機農産物は誰が作ったものかわかるトレーサビリティがしっかりしています。
今後も安心してふりすに入荷する食品をお買い上げ下さるようお願い申し上げます。
by furisu21
| 2012-08-26 18:27
| 食品